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ペメトレキセド

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免疫抑制薬抗悪性腫瘍薬悪性中皮腫治療薬

ペメトレキセドは、分子構造のよく似た葉酸の代謝を阻害することで細胞に傷害を与える医薬品(葉酸代謝拮抗剤)である。
点滴静注で、主に悪性胸膜中皮腫および非小細胞肺癌に用いられる。

【作用機序】

プリンおよびピリミジンの合成に使用される3つの酵素、すなわちチミジル酸生成酵素、ジヒドロフォレート還元酵素 (DHFR)、グリシンアミドリボヌクレオチド・ホルミル基転移酵素 (GARFT) を阻害することにより作用する。プリンおよびピリミジン・ヌクレオチド前駆体の合成を阻害することによって、正常な細胞および癌細胞の両方の成長および存続のために必要になるDNAとRNAの合成を防ぐ。

【適応】

シスプラチンとペメトレキセド併用により、悪性中皮腫患者の生存期間を有意に上昇させたとの報告がある。
米国では、扁平上皮癌以外の組織型を示す局所進行/転移性非小細胞肺癌に対して、ペメトレキセドを、シスプラチンとともに用いる第一選択薬としている。
※非扁平上皮肺癌のみの適応であるので注意



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