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タクロリムス

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免疫抑制薬皮膚炎治療薬

タクロリムスは、放線菌の産生物より得たマクロライド系化合物である。
ヘルパーT細胞内のイムノフィリンのFKBPと結合して、カルシニューリンを阻害する。その結果、ヘルパーT細胞でのサイトカイン(IL-2、IFN-γ)の生合成・分泌が抑制され、キラーT細胞の誘導を抑制する。
※作用はシクロスポリンよりも強力。
※サプレッサーT細胞やマクロファージには影響しない。
アトピー性皮膚炎治療においてタクロリムス水和物軟膏は、皮膚刺激感があるが顔面部の皮疹に効果的である。
タクロリムス塗布時には一過性の皮膚刺激感を生じる。

【適応】

臓器移植における拒絶反応の抑制(肝臓、腎臓、骨髄)、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎(軟膏)に用いられる。

【薬物動態】

赤血球画分に分布するため、TDMには全血が用いられる。タンパク結合率は99%。

【相互作用】

P-糖タンパク質で排出されるので、P-糖タンパク質の基質と併用投与したり、P-糖タンパクを誘導・阻害する薬物との併用は血中濃度に影響をおよぼすため注意が必要である。

【副作用】

腎障害、中枢神経障害(痙攣など)、高血糖



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